絵本の重要性
昔から絵本の読み聞かせが重要であることは言われています。
しかし、具体的に何に効果があるのか、なぜ読み聞かせが必要であるのかということをきちんと理解している人はあまりいないものです。
そのため毎日の生活が忙しいとどうしても絵本を読むことまで手が回らないことも多くあります。
子供たちも毎日保育園や幼稚園に行っていますし、大人も仕事や家事に追われています。
そうすると夜には疲れてしまい絵本を読もうと思ってもそこまでの時間が取れないこともしばしばです。
しかし親子の時間が減ることは親子ともに良いことではないですし、親にとっても罪悪感が出てくることです。
そこで毎日少しの時間でもよいので読み聞かせをする時間を作るよう心がけると大きな効果が得られます。
読み聞かせにはたくさんの効果があるのです。
読み聞かせは7分あればできる
読み聞かせをするためにはかなりの時間を作らなければならないと思っている人も多いです。
しかし、実際には7分ほどで十分お話を読んでその後のコミュニケーションもできます。
無理に長いお話を読もうとしたり何冊も本を読もうとしたりする必要はないのです。
7分であれば忙しい人でも時間を作りやすいですしお互い何も気にせず絵本に集中できます。
読み聞かせの効果
読み聞かせをすることで真剣に絵本の話を聞いたり絵を見たりすることで集中力がつきます。
年齢を重ねるごとに自然と集中力は身に付くものでなく経験が必要であり、これは小さなうちから重要なのです。
さらに絵本の読み聞かせをしていろいろな経験を積むことで子供たちの自発性を身につけられます。
自分から積極的に物事に挑戦をしたり人に話しかけたりといった姿勢も絵本から学ぶのです。
もちろん母子のコミュニケーションも重要なことです。
お母さんとのかかわりがあるからこそ子供は社会のルールを学びますし自己効力を持ちます。
常に自分のそばにいてくれる存在がいることは安心感を与え健やかに成長するために重要なものです。
絵本の読み聞かせを通して学ぶことは一生役立つ大事なものばかりです。
日常生活から得られるものもありますが、母子の経験を通して学ぶからこそ大きな成長にもつながります。
読み聞かせのコツ
ただ絵本を読んで終わりでは期待している成果は得られないものです。
重要なのは絵本の世界観を日常生活に取り入れることです。
たとえば絵本で野菜が出てきたら食事の際にその野菜を見ながら絵本に出てきたことを一緒に会話をしたり、絵本に出てきた犬と似ている犬種がいればその犬の話をしたりといったことをすることで子供たちはより読み聞かせの際に話に集中しやすいですし興味を持つようになります。
読み聞かせをした後に一緒に話の内容をシェアしたり、現実世界でも楽しむようにしたりすることで子供のコミュニケーション能力は身に付きますし価値観を広げるチャンスにもなるのです。