子育てママがフルタイム勤務!知っておきたいポイントとは?

フルタイム勤務

フルタイムで働く女性は増えています

女性の7.5割以上が働いているなかで、正規雇用で働く人は3割近くになります。(※2021年時点 参照元:https://www.yomiuri.co.jp/national/20220912-OYT1T50014/)
人生100年時代と言われるようになったり、大流行した感染症の影響もあったり、働く女性はどんどん増えているようです。正社員雇用でも時短勤務で働けるワーママもいますし、逆にパートで始めた仕事を非正規雇用のままフルタイムで働くワーママさんもいます。
自分のスキルアップやステータスとして社会での地位を獲得できたり、経済的な余裕ができて子どもへ使えるお金が増えたりというメリットもあります。

フルタイムのスケジュール感

朝方タイプと夜型タイプによっていろんなスケジュールが組めるので2パターン紹介します。

朝方さんの1日のスケジュール

小さな子どもがいる家庭のワーママさんは朝方さんのほうが多く感じます。遅めの出社時間の場合は子どもを送り出してから家事をすることもあるようです。

  • 5:00 起床・洗濯や掃除、朝食の準備
  • 6:30 子どもたちを起こして身支度や食事
  • 7:30 登園・登校・出社準備
  • 8:00 送り終わり次第出勤
  • 17:00 退勤 子どものお迎え
  • 17:30 近所の公園で遊ぶ
  • 18:30 帰宅 夕食の準備
  • 19:00 夕食
  • 20:00 子どもたちとお風呂
  • 21:00 夫の食事を用意して就寝準備
  • 21:30~22:30 子どもたちを寝かしつけながら一緒に就寝

朝起きたらすぐに家事を済ませてしまう朝方さん。子どもと一緒に早く寝ているので、早起きでも十分な睡眠時間を確保できます。
睡眠時間が5~6時間くらいという方はもっと早い4時前後には目覚めて、自分の趣味やスキルアップの勉強に活用している人もいますよ。
子どもたちが寝ている一人の時間を上手く活用して、自分時間も確保できますね。

夜方さんのスケジュール

朝は食事や出勤するための準備だけにして、夜にまとめて家事をする夜型さん。こちらは、子どもが一人でお風呂に入ったり、遊んだりできるくらいの年齢になっていると家事が進みやすいです。

  • 7:00 起床・朝食の準備
  • 7:30 子どもたちを起こして身支度や食事
  • 8:30 登園・登校・出社準備
  • 9:00 送り終わり次第出勤
  • 18:00 退勤 子どものお迎え
  • 18:30 近所の公園で遊ぶ
  • 19:00 帰宅 夕食の準備
  • 19:30 夕食
  • 20:15 子どもたちをお風呂に入れている間に掃除・洗濯
  • 21:00 子どもたちの寝かしつけ
  • 21:30 夫の食事のタイミングで一緒に晩酌
  • 22:00 お風呂
  • 22:30 洗濯物干し・たたみ、食事の片付け
  • 23:30~24:30 就寝

夜型さんは夫とのコミュニケーションも大事という方におすすめのスケジュールです。子どもを寝かせたあと家事をしながら夫との時間を作れるので、家のことや仕事のことなどお酒を飲みながらゆっくり話すこともできます。
子どもたちが一人でお風呂に入れたり、寝かしつけなくても寝てくれたりするのが前提になってしまいますが、小さいお子さんでも寝かしつけたあとに起こさないよう抜け出せられればこのようなスケジュールもできるでしょう。
合う合わないがあると思いますので、朝方スケジュールでやってみたり夜型スケジュールに変えてみたり、自分に合うスケジュールを探してみてください。

ワーママの気になる疑問

フルタイムで働くとなると時間の使い方が気になりますよね。少ない時間でどういった家事短テクニックを使っているのか紹介します。

食事の時短テクニックはある?

食事の準備を時短するには、朝食の時点で夕食の献立を仕込んでおいたり、土日などのお休みの日に一気に作り置きしたり、食べるときにチンするだけ・煮込むだけ・まぜるだけの状態にしておくのがポイントです。
私のおすすめは、平日の朝食や夕食の準備では包丁を使わないくらいの仕込みをしておくこと。
週に一度、一気に野菜やお肉をまとめて購入して、献立をざっくり考えておきます。炒め物用の野菜は事前に使いやすいサイズにカットしておけば、使う分だけ取り出してフライパンに入れるだけでいいのでカットする時間が短縮できます。まとめて切っておいたほうが、切る時間も短縮できます。サラダのレタスは手で切れますし、キャベツの千切りなども切れ味のいい包丁で切れば5日くらいは色が変わらず保てます。
一口サイズにしておけば、炒め物にもスープにも使えますので忙しい朝も楽ちんです!

家事の時短テクニックはある?

家電に任せることが大事です。洗濯乾燥機や食器洗浄機、お掃除ロボットは初期投資として購入するのがおすすめ!また、大人数の家庭では洗濯物をたたまない収納をするのも時短になります。たたまない収納とは、洗濯物を取り込んだら、夫のカゴ、お兄ちゃんのカゴ、お姉ちゃんのカゴといった形で服もパンツも靴下も振り分けるだけ。
シワを付けたくないワイシャツやオシャレ着は、ハンガーにかけて収納するスペースを作っておきましょう。
思春期の子どもがいると難しいですが、ルーティンで着回ししている保育園児や低学年の間は文句を言われることは少ないでしょう。気になるなら自分でたたんでしまってもらうようにするのがいいかもしれませんね。
ガス乾燥機だと工事費用やマンションの規約で取付が難しい場合がありますが、電気乾燥機はコンセントがあれば使用できるので是非活用してみてください。洗濯物を干すのと取り込む時間の短縮は確定です。

フル勤務で大変なことは?

最初さえ乗り越えられれば大変さは軽減されていきます。育休復帰からすぐにフルタイム勤務に入ると体力的な辛さがでますが、それも3か月を越えれば慣れてきて体力的な問題はなくなってくると思います。
ただ、子どもや家族との時間が減ってしまったことで自分を責めてしまうといった精神的なダメージは少なからずあります。この生活とどう付き合っていくかは自分次第です。家族との時間をしっかり取れるように家事の時間を短縮したり、通勤時間が短い職場に転職を検討したりするのも必要かもしれません。
時間に追われるようになると、イライラしてしまいがち。夫に任せたことができてない!とか、子どもにこれをお願いしていたのに忘れている!とか、人を頼ることはとても大事ですが、こういったことがあると余計にイライラしてしまいますよね。そういうときは、「頼まない」という究極の選択をしてみてください。やってもらえるだろうという期待をしてしまうからできてないことにイライラしてしまいます。
たとえば、買い物したときに大量に購入してしまっても、頼れる人がそばにいなかったら自分一人でどうにか家まで運びますよね。ただ家族はそばにいるから手伝って欲しいと思ってしまいますが、私だけ頑張っているなどと思わず、そういうものだと受け入れてしまえばできるようになりますし、イライラもなくなっていきますよ。楽しく過ごすための方法を考えてみましょう。

フルタイムで働くときに気を付けたいポイント

いざフルタイムで働くとなったときに気を付けておいたほうがいいポイントを紹介します。

一番大事なものは何か考える

経済的な理由で働くという方は子どもや家族とのコミュニケーションを忘れないようにしましょう。仕事に追われて、家事に追われて、家族にきつく当たってしまうようであれば元も子もありません。家庭のために働いているので、無理して全てをやろうとしなくていいのです。時短社員として契約形態を変えてもらうことを考えてもいいかもしれませんし、そういった調整が難しい場合は、転職を考えてもいいでしょう。
大切なもの、ゴールはどこで、何のために働いているのかを見失わないように気を付けましょう。

家事の時短を心がける!

手料理だから子どもが健康に育ったり、愛情を感じてくれたりというわけではありません。もしかしたら、スーパーの総菜は栄養バランスが考えられていて野菜嫌いでも美味しく食べられることもあるかもしれません。むしろ総菜のほうが喜ぶこともあります。総菜は手抜きではなく、家族のための救世主だと思って活用したら家事の負担が軽減されますよ。
手料理するときには、多めに作って冷凍しておくのも手です。帰宅が遅くなってしまったときには、解凍するだけですぐに食べられる冷凍しておいたカレーや煮物、あと一品欲しいときには小分け冷凍したほうれん草のお浸しを加熱するだけというのもおすすめです。作るタイミングに少し多めに調理して冷凍しておくだけで、いざというときに役立ちますよ。
他にも、朝食ではコーンフレークやスティックパン、ヨーグルトなど火を使わない献立にすると片付けも少なくて時短になるでしょう。

平日は掃除や洗濯をしないという方法もあります。洗濯は毎日しなくても着られる服があれば溜まってしまっても問題ありません。夏場の部活動で使用した服があれば汗臭が気になるかもしれませんが、優先度の高いものだけを洗濯して、あとは週末にまとめてやるというのもありです。
毎日掃除しなくても、気になったときにクイックルワイパーでササっとホコリを取り除くとか汚れを拭いたりするだけでOK!週末に一気に掃除しましょう。

完璧を求めるのもいいですが、上手く両立するには適度なゆるさも大事です。
やらないことを決めたり、無理しすぎないようにして、フルタイム勤務を楽しんでくださいね。